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15.日本でのMILスペックの適用基準について?


次のようなFAQが米国国防省サイトにありますので、参考に掲載します。日
本におけるMILスペックの最新版論議に参考としてください。なお、Q:は国
防省の契約現場担当者で、A:は国防省のMILスペック改革担当者です。

Q 私の部署は、海外と取引する契約業者(直接取引およびFMSの両方)と
取引をしています。現在、海外諸国では契約においてすでに廃止されたMIL
スペックを採用したり、細かな製造過程の方法を要求しています。このような
状況は、MILスペック改革の主旨に反すると思いますがどうお考えですか?

A:米国国防省は廃止されたり、代替されたMILスペックやMIL規格は過度
または契約要求として不適当ゆえに廃止・代替したと信じていますが、他の
国や組織がそれらを使用することを禁じることはできません。本質的に、契
約業者は契約したものを納品する責任があります。それゆえに要求は管理
されなければなりません。国防省によるスペック改革の方針や原理は国防
省の契約だけに適用されます。

そこで、日本においては直接・間接を問わず、米国国防省と契約をしない限
りはMILスペックを利用するもののその適用基準は国防省の方針に従う必
要性は無いと判断できます。

しかし、情報の入手が困難であった一昔前とは違い、現在ではそれとは違
った判断を下すほうが難しいとも考えられます。一昔前の契約に使われた
「MILスペックは入手し得る最新版を使用すること」は現在、死語化している
とおもわれます。どの版を使用するかは契約当事者間の問題ですが、現在
では最新版情報は世界中どこでも同一レベルで入手できる環境になってき
たことは事実です。