MILスペック認定品目表(QPL)の廃止と移行
2007.10.25
早めの対応をお勧めします
ユーザには昨年のメールでお知らせしましたが最近になり米国防総省(DOD)発行のMILスペック速報に掲載されたQPL(認定品目表)とQML(認定業者表)がQPD(認定品目データベース)に切り替わり始めまています。そこで今回は改めてQPLやQMLについて検証し、この新しいQPDについて紹介しますので早めのご対応をお勧めします。ご不明な点は弊社までお問い合わせください。
■QPLとQMLの廃止について
このQPL、QMLの廃止とそれに伴うQPDの採用につきましては、昨年のメールで紹介しましたが、このQPL(Qualified Products List:認定品目表)とQML(Qualified Manufacturers List:認定業者表)は、MILスペック・ユーザにとっては欠かすことのできないDOD認定品および認定業者情報ですが、時代の要請に合わなくなってきたために廃止され、新たにQPD(Qualified Product DataBase認定品目データベース)としてより迅速で包括的なデータベース情報として生まれ変わりました。
これまでDODは取得改革(Acquisition Reform)の一環として取得業務の迅速化、効率化を推進してきましたが、従来からのQPLやQMLの改訂プロセスではもはや「スピード的に」市場の動向を捉えることが困難になってきたことがあげられます。即ちQPLやQMLは認定品や認定業者が変更されるたびに改訂版が発行されてきたわけですが、発行プロセスに手間隙がかかり、実際の製品情報や業者情報とのギャップが常時問題化していました。改訂版QPLが発行される頃にはすでに認定品や業者が変更されているという現実があったわけです。
そのうえQPLやQMLを更新するためのコストも度重なる改訂で増加していました。そこでDODはQPLとQMLをデータベース化して公開し、更新を図りながら最新情報をユーザに公開することに踏み切ったわけです。
以下項目を紹介します。内容をご希望の方はご依頼ください。
■最新版QPLへの調査事例
■QPL・QMLとQPD
■QPL・QMLの定義
■DODの認定業務の背景
■QPDの誕生
■最新版MILスペック速報でのQPD事例
■QPDの利用方法やデータの入手方法