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WebFLISの常識V.1

2009.9.1

無料進呈版
永年FLIS研究をしている弊社では、ここに改めて「WebFLISの常識」と題してFLIS(米国連邦兵站情報システム)やNCS(NATO兵站情報システム)との関係を取り上げながら、過去からのブログ記事や報告をまとめてわかりやすく解説した。弊社ではわが国がTIER2国として一刻も早く米国を始めとする諸外国とのシームレスな兵站情報システムを運用することが何より急務であると考えている。これによりわが国は輸入装備品をより効果的に取得できるようになるが、何よりも重要なことは世界各国が導入済みのこの兵站情報システムの共同運用が取れるだけでなく、わが国の装備品を広く国内外に紹介し、代替取得させることが可能になるからである。(本誌「はじめに」より)

■はじめに
 昨年11月、会計検査院が装備品の輸入価格算定に新たな指摘をしたことで、防衛省はもちろんマスコミ各社も米国連邦兵站情報システム(FLIS(フリス))やそのインターネット版であるWebFLIS(ウェブ・フリス)を始めて取り上げた。わが国は現在、主に米国からFMSやDCSを通じて防衛装備品を輸入している。弊社は永年にわたり米国からの装備品取得を円滑にするためにはFLISをよく理解し、そのインターネット版であるWebFLISをより効果的に運用することを説いてきたが、この会計検査院からの指摘は改めてわが国の現状を露呈する結果となった。
 しかしながら一方、今や世界の兵站情報システムの潮流はNCS(NATO Codification System)を取り込むことにあるとされている。このNCSは米国のFLISを原流としており、NATO加盟国はもちろん、非加盟国でも運用することができるグローバル・システムとして急激に拡大している。NATOによればこのNCSには既に56カ国が参加しており、参加各国は装備品取得のために当システムを運用するだけではなく、自国装備品の登録に傾注しているのである。
 わが国は政治的な意味合いもありNCSに参加表明はしていない。しかしこのことが今回指摘された輸入装備品の価格問題の遠因ともなっていることは意外と知られていない。もし参加していたら各国が協調するシステム(NCB)の中でこのようなことは起こりえない。そのうえ将来にわたりわが国の装備品が登録できず、当業界が育たない原因ともなっていることはほとんど知られていない。
 
 
【本誌の主な目次】
FLISとWebFLIS
FLISと米国カタログ制度の歴史
NSN
DLIS
FEDLOG
FMSとDCS
FLIS等に見る装備品の価格情報
米国における契約情報の公開
調査事例:GASKETの参考価格
調査事例:Tooth Brushの参考価格
NCSーグローバル兵站システムへの架け橋
NCSに加盟する諸国
物品識別
NATO NSN
NATOとNCBとの関係
NSNデータ
NCSの利点
PACSー太平洋エリアの共通カタログ・セミナー
PACSと近隣諸国の兵站システム
PACSとは何か
PACSの目標
TIER1とTIER2
TIER2への道
流浪する国産装備品ー27カ国でNSN登録
ところでわが国はどうなっているか
TIER2になるための道のり
 
【お願い】
弊社では当資料の性質上DLISの許可を得たうえで、出来る限り和訳にして伝えているが適訳であるとは限らない。また紙面の都合上全ての原文を引用できない場合がある。なお当情報は参照情報としてだけ使用されるものであり、完全性や最新性、正確さを保証したり主張したりするものではない。また当資料に記載された内容を無断で引用または転載することは禁じられている。
 
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