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【MILスペックの引用文書】

2015.11.29

■MILスペック適用文書(Applicable Documents)の規則
MIL-STD-961E (3)(最新版)の4.19条項では以下のように説明している。
MILスペックは他の文書を適切に引用することで、他の文書が規定した要求や試験などの繰り返しを避ける貴重な方法をとっている。しかし他の文書を不必要にまたは不十分に引用すると返ってコストの増加や過度の階層化、曖昧さおよび不必要な要求の遵守につながることがある。そこでMILスペックの要求としてセクション2(適用文書)で他の文書を一覧表示する場合には、次の規則が適用される。
A. 情報が1ページ未満である場合、それが著作権の規定に違反していない場合は他の文書を引用することなく、当該スペックに直接含む必要がある。
B. 引用される文書はキャンセルされた文書あるいは代替された文書ではなく、また現在使用が認められない草案文書でもなく、そのうえ容易に利用が可能な文書でなければならない。
C. 新しい設計に使用できない文書には他の新しい設計に使用できない文書が引用されることがある。使用可能(アクティブ)な文書は新しい設計に使用できない文書の引用を避けなければならない。使用可能(アクティブ)な文書にとって、新しい設計に使用できない文書は単に目安(guidance)であり、あるいは特定な品目の種類や等級またはクラスとして引用され、そのMILスペックは無効(inactive)として指定されいずれ代替される。
D. 当該スペックの全てにおいて引用文書が適用されない限り、それを全ての中で引用してはならないが、特定の種類や等級またはクラスなどの文書の適切なセクションを引用することで調整することができる。例えば試験方法;または特定な記述(例えば「MIL-STD-000の塗装要求」)などである。文書が改訂されたときはこれらも変更される可能性があるため、他の文書から特定の段落や表または図形番号で引用はしないこと。
E. 指令書および規制など指示、命令、規則など政策に関する文書の引用は避けるべきである。しかし技術標準としての役割を果たす多くの環境保護庁(EPA)や労働安全衛生局など政府の規制機関が発行する文書は指令書や規制などの型式を引用するために許容可能である。
F. DIDは4.3と5.11.4条項により許可されたデータ仕様のセクション6に記載されることがあるが、本仕様書の他の箇所での要求として表示してはならない。管理手法や製造慣行、過程などを定義する文書は性能(PRF)仕様書に引用されてはならない。
G. 競争を制限するような仕様書、規格、図面、あるいは簡単に採用できないような独自設計によるソリューションが含まれる他の文書は引用されるべきではない。
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