SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは？
・月～金の週５日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24～48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
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データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}

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2023/8/14

Car thieves turn to computer hacking, experts say
自動車窃盗犯はコンピューター・ハッカーに変身している、と専門家ら
自動車窃盗犯は、最近のハイテクノロジー自動車を盗むために、コンピューター・ハッカーに変身しつつある、と専門家は言う。例えば、ワイヤレス・キーを解読したり、コントロール・エリア・ネットワーク・バスをハッキングすることで、窃盗団は自動車を盗むことができる。The Conversation (8/14)

Blue Canyon introduces heavy-payload cubesat
ブルーキャニオン、大容量キューブサットを発表
ブルー・キャニオン・テクノロジーズは、衛星業界において高まるペイロードサイズの大型化、軽量化、高出力化の要求に応えるために設計された大容量衛星、XB16キューブサットを発表した。Space Daily (8/11)

Changan Ford Motor to enter joint venture with Chongqing
長安汽車、重慶と合弁会社設立へ
中国の長安汽車とフォード・モーターの合弁会社である長安フォード汽車は、重慶長安汽車との合弁会社設立を計画している。中国市場監督当局の声明によると、この合弁会社は「主流ブランドの新エネルギー乗用車の供給事業と、長安フォードが投資しているフォードブランドのモデルの販売事業」に参入することを目的としている。Reuters (8/11),  Seeking Alpha (8/11)

Tesla lowers prices of Model Y for sale in China
テスラ、中国で販売するモデルYの価格を引き下げ
テスラは、BYD、Nio、Li Autoといった中国の電気自動車メーカーとの競争力を高めるため、中国で販売するModel Yの価格を引き下げた。テスラの中国工場からの出荷台数が先月31％減少したことを受け、テスラは月曜日にモデルYの両バージョンの価格を約1,900ドル引き下げた。BNN Bloomberg (Canada) (8/13)

Toyota injecting $6.7M into STEM education in Ala. district
トヨタ、アラバマ州のSTEM教育に670万ドルを投入
トヨタUSAは、STEMプログラムに重点を置き、若手教師のキャリア支援を提供することで産業労働力を強化することを目的とした教育プログラム「Driving Possibilities」の一環として、アラバマ州のハンツビル市立学校に最大670万ドルを寄付する。ハンツビルの資金は、計画中のキャリア技術センターにおける新しい産業技術プログラムの開発を支援し、5年間にわたる教員確保活動を支援する。AL (Alabama) (8/10),  WAFF-TV (Huntsville, Ala.) (8/10)

… for the arrival of humanoid robots?
ヒューマノイドロボットの登場に注目
Reliable Robotics社CEOのアスウィン・サラン氏は、トヨタ、ボストン・ダイナミクス、ハンソン・ロボティクスが医療、捜索救助、その他の産業などの用途向けに開発したヒューマノイド・ロボットに注目している。サラン氏は、ヒューマノイド・ロボットの市場規模は10年以内に2144億ドルに達すると予測し、「人工知能の進歩と世界の主要プレイヤーの存在は、ヒューマノイド・ロボット市場の成長が世界的な現象になることを示唆している」と記した。Forbes (tiered subscription model) (8/14)

2023/8/15

Study: AV technology could be transformative to some
AV技術はある種の変革をもたらす可能性がある
トヨタ自動車、メイン大学、マサチューセッツ州ニュートンにある盲人キャロル・センターによる研究では、自動運転が目の不自由な人々や弱視の人々にどのような移動の機会をもたらすか、また包括的でアクセスしやすい設計を確保するために自動車メーカーに何ができるかを検証している。この研究では、これらのユーザーにとって有益な3つのインターフェース、すなわちオーディオ、触覚、ジェスチャーに注目している。The Boston Globe (tiered subscription model) (8/15)

US switch to energy alternatives “turbocharged”
代替エネルギーへの転換が加速するアメリカ
風力発電、太陽光発電、その他のクリーンエネルギー技術に対する世界の投資額は、今年1兆7000億ドルに達すると予想されており、アメリカでは再生可能エネルギーが急速に化石燃料を追い抜いている。国際エネルギー機関（IEA）のファティフ・ビロル事務局長によると「クリーンエネルギーは、多くの人が考えているよりも速く動いている。」という。The New York Times (8/14)

NASA to add solar arrays to Psyche mission
NASA、サイケ・ミッションに太陽電池アレイを追加へ
NASAは、10月に打ち上げが予定されているPsycheミッションに太陽電池アレイとレーザー通信を追加する予定である。この無人のミッションは、惑星の前駆体である可能性のある金属性の小惑星と考えられている16個のPsyche天体を観測する。Forbes (tiered subscription model) (8/14),  United Press International (8/14)

DHL signs on as Eve Air logistics support provider
DHL、エバー航空のロジスティクスサポートプロバイダーとして契約
エバー航空は、DHLサプライチェーンとパートナーシップを締結し、サプライチェーンサービスを強化する。この提携は、バッテリー、スペアパーツ、消耗品の配送を含む「eVTOLサポート」サービスのコンセプト設計に重点を置き、DHLの広範な倉庫管理および配送の専門知識を活用して、エバー航空の今後の事業をサポートするもの、となる。Flying magazine (8/14)

2023/8/16

Study: Safety-first AVs may slow travel times
安全優先のAVは走行時間を遅くするかもしれない
ノースカロライナ州立大学の研究者らの研究によると、車両が接続されていない場合、自律走行車は安全を確保しようとして交差点を通過する交通速度を低下させる可能性がある。他の研究でも、AVが安全面で有利であることが示唆されているが、「移動時間も改善したいのであれば、自動運転車を増やすだけでは不十分で、車両同士や交差点の交通流を管理する交通管制システムと通信できる車両が必要だ」と土木・建設・環境工学のAli Hajbabaie准教授は言う。WRAL TechWire (Raleigh, N.C.) (8/14)

NASA, Sikorsky, DARPA advance air taxi automation
NASA、Sikorsky、DARPAがエアタクシーの自動化を推進
NASAのAdvanced Air Mobilityの研究者は、シコルスキー社および国防高等研究計画局と共同で、安全性と信頼性に焦点を当てた、自動飛行エアタクシーの自動化ソフトウェアの開発とテストを行っている。エアタクシーの代用として特殊なヘリコプターを使用し、カスタマイズされたテストタブレットで高度なシミュレーションを行うことで、チームは空対空遭遇を再現し、衝突シナリオをシミュレートすることができる。NASAのパイロットであるScott Howe氏は、このソフトウェアが “1回の飛行で複数の正確なソフトウェア制御プロファイルを安全に実行できる “ことを証明したと述べている。Avionics International (8/15)

Lamborghini concept EV supercar ready for reveal
ランボルギーニのコンセプトEVスーパーカー、公開準備完了
ランボルギーニは、スーパーカーのコンセプトカー、レブエルト・プラグインハイブリッドを、車体上部のシルエットで予告している。完全な公開は、今週金曜日にカリフォルニアで開催されるMonterey Car Weekで予定されている。Engadget (8/15)

ElectraMeccanica to pivot to e-trucks after merger
ElectraMeccanica は合併後、Eトラックに軸足を移す
ElectraMeccanica は、英国を拠点とする商用電気トラックメーカー Tevva と合併すると発表した。カナダに本社を置く同社は、三輪電気自動車の販売に苦戦していたが、合併後は中型・大型電気トラックに軸足を移す。合併により、Tevva社はイギリスとヨーロッパでより多くの機会を得ることができ、ElectraMeccanica社のアリゾナ製造工場を活用してアメリカにも進出することが期待されている。TechCrunch (tiered subscription model) (8/15)

Wing launches deliveries via drone with Apian
Wing がApianとドローンによる配送を開始
アルファベットの子会社であるWing社は、Apian社との提携により、アイルランドでドローンによる医療品配送を開始した。「Wing社の事業はインフラをほとんど必要とせず、様々なスペースに設置できるため、様々な医療施設に適しています」とWing社の最高財務責任者（CFO）であるShannon Nash氏は述べた。Forbes (tiered subscription model) (8/16)

2023/8/17

Automakers could face issues with parts made in China
自動車メーカーが中国製部品の問題に直面する可能性
中国での強制労働によって作られた部品を防ぐことを目的とした、1年前に制定された米国の法律には、電気自動車用のバッテリーやその他の自動車部品に焦点が当てられている。フォルクスワーゲンの広報担当者は、ウイグル強制労働防止法に基づき輸入品が拘束されることを避けるため、「グローバルメディアのスクリーニング、リスク分析、持続可能性と人権に関するサプライヤーとバイヤーのトレーニングにより、デューデリジェンスをさらに強化した」と述べた。Reuters (8/17)

Inflation Reduction Act puts damper on EU cleantech
インフレ削減法がEUのクリーンテック産業にブレーキ
米国のクリーンテクノロジー新興企業への投資は、インフレ削減法の成立以来、217億ドル以上に急増しているが、欧州の同様のグループへの投資はわずか87億ドルに過ぎないと、クリーンテック・フォー・ヨーロッパは報告している。米国ではクリーンエネルギー、電気自動車、炭素貯蔵の新興企業が牽引役となっているが、EUではクリーン水素プロジェクトに大きな注目が集まっている。Financial Times (8/16)

US revs up development of lithium-iron phosphate batteries
米国、リン酸鉄リチウム電池の開発を加速
Our Next EnergyやMitra Chemといった企業がLFPの開発に注力していることから、米国の自動車メーカーも中国に続いて電気自動車にリン酸鉄リチウム電池を採用する可能性があると専門家は指摘する。フォード・モーターは今年後半にLFPセルをマスタング・マッハEに搭載する予定であり、ゼネラル・モーターズは早ければ2020年代半ばを目指しているForbes (tiered subscription model) (8/16)

CATL unveils LFP EV battery that can charge in 10 minutes
CATL、10分で充電可能なLFP EVバッテリーを発表
中国のCATLは、10分で248マイルまで充電可能なLFP（リチウム鉄リン酸塩）電気自動車用バッテリーの開発を発表した。テスラやフォード・モーターなどの自動車メーカーと提携しているCATLは、今年後半にShenxingの量産を開始すると述べた。BNN Bloomberg (Canada) (8/16),  CarScoop blog (8/16)

Honda autonomous work vehicle goes to work
ホンダの自律走行型作業車が始動
ホンダの自律走行型作業車は、アラバマ州バーミンガムを拠点とするRobins & Morton社によって、フロリダ州ジャクソンビルとノースカロライナ州シャーロットの現場でテストされている。「自律走行型作業車が建設業界でどのようなことができるかを学んでいるだけでなく、ホンダは現場のロジスティクスに基づいた貴重な情報を得ることができます」と、Robins社のDavid Pratt氏は、資材の運搬などいくつかの反復作業をこなすこの車両について語る。AL (Alabama) (8/16)

2023/8/18

Map: EV battery factories springing up across US
全米でEVバッテリー工場が急増
フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、ステランティスから、アワー・ネクスト・エナジー、パナソニック、レッドウッド・マテリアルズまで、大規模な投資が行われている。インフレ削減法がこれらすべての要因と言えるわけではないが、「流れを変え、工場プロジェクトのペースを加速させるのに役立った」とレベッカ・ベランは書いている。TechCrunchが作成した資料によると、建設のほとんどは中西部と南東部で行われている。TechCrunch (tiered subscription model) (8/16)

Boeing’s truss-braced wing promises fuel burn reduction
ボーイングのトラス・ブレース翼が燃料消費削減を実現
ボーイングとNASAは、NASAの持続可能な飛行実証プログラムの一環として、2028年に地上試験と飛行試験を開始する予定である。支柱で支えられた超薄型翼を特徴とするTTBW設計は、より大きな翼幅と高いアスペクト比を提供し、既存のナローボディ機に比べて燃料消費を削減できる可能性がある。Simple Flying (8/17)

$887M Ford battery materials plant planned for Quebec
ケベック州に8億8700万ドルのフォード電池材料工場計画
フォード・モーターと韓国のEcoProBM社およびSK On社は、ケベック州ベカンクールに8億8700万ドルを投じて電気自動車用電池材料を生産する工場を計画している。この工場が完成すれば、航続距離と性能の向上を目指した二次電池用のニッケルコバルトマンガンなど、フォードのEV用正極活物質を年間4万5,000トン生産する予定である。Reuters (8/17)

How “comprehensive flexibility” improves inclusion
包括的な柔軟性はいかに多様性を受け入れるか
雇用主は「包括的な柔軟性」を採用することで、労働者の能力を最大限に引き出し、障害者やニューロダイバージェントの従業員をより包括的に受け入れることができる–単に時間や場所の柔軟性を提供するだけでなく、その人が本当に興味を持ち、その人独自の才能に適した仕事をマッチングさせることである、とLudmila Praslova氏は書いている。Legalite、Lemon Tree、Ultranauts、Siemens AGなどの企業は、仕事を人々に “適合させる “ことで、報酬を得ている。Harvard Business Review (tiered subscription model) (8/15)

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