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SAE Smart Brief(2023/10/10~10/13)

2023.10.16

SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは?
・月~金の週5日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24~48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
・SAE Smart Briefについての情報や動画はこちらから

データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
(注)弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。

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2023/10/9は米国祝日(Columbus Day/ Indigenous Peoples Day)のため配信はありませんでした。

2023/10/10

Automakers, suppliers need to talk about sustainability
自動車メーカーとサプライヤーは持続可能性について話し合うことが必要
自動車研究センター(The Center for Automotive Research)は、持続可能性への取り組みが現実のものとなるためには、自動車メーカーと自動車サプライヤーのコミュニケーションを改善する必要があると述べた。自動車メーカーは「ハイレベルな目標にとどまらず、環境の変化に対応するために、どのようにオペレーションを変更し、ビジネス慣習を戦略的に再調整し、新たな製品を開発すべきかをサプライヤーが理解できるようにする必要がある」と報告書は述べている。Supply Chain Dive (10/10)

Kia aims for circular economy for EV batteries
起亜自動車、電気自動車用バッテリーの循環型経済を目指す
起亜自動車と韓国の関係各社は、電気自動車用バッテリーの循環型経済を構築するための覚書に合意した。起亜自動車はまた、EVバッテリーの再製造やEVバッテリーのサブスクリプションを提供する、バッテリー・アズ・ア・サービスの提供も計画している。Renewable Energy Magazine (10/10)

Li-ion manufacturing equipment market growth slows
リチウムイオン電池製造装置市場の成長鈍化
9月のリチウムイオン電池製造装置市場の成長率が2.1%低下したと、Interact Analysisが報告した。リチウムイオン電池の長期的な見通しは依然として強く、電気自動車用途が市場シェアを独占し、エネルギー貯蔵システムが最も高い成長率を示す。Plant Engineering (10/9)

NASA has potential role for AI to keep astronauts company
NASA、AIが宇宙飛行士をサポートする可能性
有人宇宙旅行の目標には、火星への旅など、ますます長期の旅が含まれるようになるだろう。可能性がある一方で、「この種のサポートがどのような方法で、どの程度まで付与されるのかなどを理解し、潜在的な落とし穴を理解するには、さらなる研究が必要です」とNASAヒューマン・リサーチ・プログラムのAlexandra Whitmire氏は言う。Space (10/6)

American Airlines joins sustainable aircraft group
アメリカン航空、持続可能な航空機グループに参加
アメリカン航空は、エンブラエルの持続可能な航空機イニシアティブであるエネルギア・アドバイザリー・グループに参加した。エネルギアでは、2030年までに小型ジェット機の二酸化炭素排出量を半減させるため、水素電気発電などの要素を評価している。Simple Flying (10/7)

Path to AV could take different routes, experts say
自動運転車への道はさまざまだと専門家
自動運転車の新興企業は、AVシミュレーションテストにさまざまな方法で取り組んでいると専門家は言う。例えば、Imagry社は地図なしのレベル3およびレベル4の自動運転のためにAIとニューラルネットワークに焦点を当てている。一方、Helm.ai社は同社のソフトウェアに生画像を活用し、同社のマイケル・ヴィスカルディが “ディープ・ティーチング “と呼ぶ、歩行者、他の車両、路面などの検出を試みている。SAE International (10/9)

Mercedes shows off electric eActros 600 HD truck
メルセデス・ベンツ・トラックは、1回の充電で最大311マイル(500km)の走行が可能な大型電気トラック、eActros 600を展示した。eActros 600は、合計容量621 kWhの3つのリチウム鉄リン酸塩バッテリーと2つの電気モーターを搭載し、2024年に生産を開始する予定である。BNN Bloomberg (Canada) (10/10),  Motor Authority (10/10),  Reuters (10/10)

2023/10/11

High Performance Battery’s solid-state battery tops Li-ion
ハイ・パフォーマンス・バッテリーのソリッド・ステート・バッテリーがリチウムイオンを上回る
ドイツに本社を置くハイ・パフォーマンス・バッテリーは、少なくとも12,500回の充電サイクルを特徴とするソリッド・ステート・バッテリーを開発した。HPBのSebastian Heinz(セバスチャン・ハインツ)最高経営責任者(CEO)は、「私たちはバッテリー技術に新たな章を開くだけでなく、世界のエネルギー転換と気候保護に決定的な貢献をしています」と語った。Renewable Energy Magazine (10/11)

Evolution Space focuses on solid rocket motors
エボリューション・スペース社、固体ロケット・モーターに注力
カリフォルニア州に本拠を置くエボリューション・スペース社は、ミシシッピ州にあるNASAステニス宇宙センターに固体ロケットモーターと固体推進力をテストする施設を建設する計画だ。最近120万ドルのシリーズA資金を調達したエボリューション社は、2024年半ばまでに固体ロケットモーターの生産を開始する予定である。TechCrunch (tiered subscription model) (10/10)

Chinese companies dominate market share for EV batteries
中国企業が電気自動車用電池の市場シェアを独占
SNEリサーチのレポートによると、電気自動車用バッテリーの世界市場シェアは、中国に本社を置くCATLが36.9%を占めている。また、中国のBYDが15.9%近いシェアで2位につけており、韓国のLG(14.2%)、日本のパナソニック(7.1%)、韓国のSKオン(5.1%)がトップ5に入っている。BNN Bloomberg (Canada) (10/11)

2023/10/12

Honeywell, GranBio partner to make SAF
ハネウェルとグランバイオ、SAF製造で提携
ハネウェル・インターナショナルは、グランバイオ・テクノロジーズと提携し、米国の新工場で持続可能な航空燃料を生産する。「グランバイオの低炭素原料は、ハネウェルの持続可能な航空燃料に関する専門知識と相まって、航空機の脱炭素化に貢献する」とハネウェル・サステイナブル・テクノロジー・ソリューションズのバイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャー、Barry Glickman氏は語った。MarketWatch (tiered subscription model)/Dow Jones Newswires (10/10)

Fossil fuel vehicle restrictions pass in Swedish capital
スウェーデンの首都で化石燃料車規制が可決
ストックホルムの政府当局は、2025年からガスおよびディーゼルエンジン車の走行を禁止する、市中心部の20ブロックにわたる環境ゾーンを設ける計画を承認した。この動きは、空気の質を高め、騒音公害を減らし、住民の電気自動車への移行を促すと当局は述べている。Reuters (10/10)

NASCAR partnership aids moon vehicle design
NASCARとの提携が月面車の設計を支援
将来のアルテミス・ミッションで使用される月面車を求めるNASAの要請に応え、民間企業が動き出している。防衛、航空、IT関連企業であるLeidos社は、NASCARと提携し、今年初めにスペース・ファウンデーションの第38回年次宇宙シンポジウムで発表されたプロトタイプを製作した。American Society of Mechanical Engineers (9/25)

China’s Didi raises funds for self-driving taxis
中国のDidi、自動運転タクシー向けに資金調達
中国を拠点とするDidi Autonomous Drivingは、自動運転タクシーのために自治体の投資家から最大1億4900万ドルの資金を調達した。3月、ディディは中国の広州で商業運転を開始し、同社はこの資金を “自律走行技術の商業利用を促進する “ために使う予定だと述べた。TechCrunch (tiered subscription model) (10/12)

2023/10/13

UAW, Ford struggle to reach agreement as strike widens
UAWとフォード、ストライキ拡大で合意に苦戦
フォード・モーターの燃焼車部門の責任者であるKumar Galhotra氏は、自動車メーカーが全米自動車労組の組合員に提示する契約案では、賃金や手当をこれ以上上げることはできないと述べ、「これ以上上げると、事業への投資能力が損なわれる」と述べた。一方、水曜日遅く、UAWはストライキをフォードの最大工場である、フォードFシリーズ・ピックアップ・トラックとフォードとリンカーンのSUVを生産するルイビルの施設に拡大した。Reuters (10/13),  CBS News (10/12)

UK, EU may delay tariffs on EVs for 2 years
英国とEU、電気自動車への関税を2年間遅らせる可能性
英国は、EU離脱後の電気自動車への関税を少なくとも2年間遅らせるというEU案を検討している。欧州の自動車メーカーによると、EU域内で生産されたEVの45%以上がEU域内で生産されたものでない場合、EVに10%の関税が課され、自動車産業は45億ドルの損失を被る可能性があるという。BNN Bloomberg (Canada) (10/13)

United, Boeing, NASA to study SAF and contrails
ユナイテッド航空、ボーイング、NASAがSAFと飛行機雲を研究
ユナイテッド航空、ボーイング社、NASAは、サステイナブル航空燃料が飛行機雲と非炭素排出に及ぼす影響を測定するための機内研究プログラムで協力している。このプロジェクトでは、737-10型機がSAFと従来の燃料を使用した場合に形成される飛行機雲の広がりと特徴を評価する。Airways News (10/12)

GM offers API to create apps for cars
GM、自動車向けアプリ作成のAPIを提供
米ゼネラル・モーターズ(GM)は、GM車や他の自動車メーカー車向けのアプリを開発者が作成するための独自のAPIを発表した。GMの車両サービス定義であるuServicesは、Connected Vehicle Systems Allianceを通じて提供される。The Verge (10/12),  Auto Evolution (10/12)

(注)弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。