SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは？
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データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}

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2023/11/13

US Honda workers land 11% raise, faster pay increases
ホンダの米国従業員、11％の賃上げと賃上げの迅速化を実現
ホンダは、1月から米国の工場で働く労働者の賃金を11％引き上げ、賃上げの時期を早める。この決定は、トヨタ自動車による同様の賃上げに続くもので、全米自動車労組がデトロイト自動車メーカーと結んだ最近の合意に沿ったものである。The Hill (11/10),  BNN Bloomberg (Canada) (11/10)

Renault CEO aims for IPO of Ampere EV unit
ルノーCEO、アンペールEV部門のIPOを目指す
ルノーのルカ・デ・メオCEOは、水曜日に開催される自動車メーカーの資本市場説明会で、アンペールの電気自動車とソフトウェア部門の新規株式公開の計画について説明する予定だ。この計画は、80億ユーロ（85億ドル）の評価額が見込まれるアンペールを、テスラや中国のEV OEMに対抗する欧州ベースのライバルとするものだ。BNN Bloomberg (Canada) (11/12)

Rolls-Royce proves SAF viability for commercial engines
ロールス・ロイス、商用エンジンでSAFの実現可能性を証明
ロールス・ロイスは、持続可能な航空燃料の100％混合燃料を使用したすべての商用エンジンのテストに成功しました。この試験には、ボーイング社およびヴァージン・アトランティック航空との協力による、ボーイング787型機のSAFを使用した大西洋横断飛行の実証も含まれています。Simple Flying (11/12)

Hyundai invests $1.5B in EV manufacturing plant
Hyundai Motor、EV生産工場に15億ドルを投資
Hyundai Motorは本日、韓国でジェネシスSUVを生産する電気自動車工場の起工式を行った。現代自動車はこの工場に15億ドルを投資し、2026年に生産を開始、年間20万台のEVを生産する予定である。BNN Bloomberg (Canada) (11/12)

2023/11/14

Exxon charging into lithium market to power EV batteries
エクソン、電気自動車用バッテリー用リチウム市場に参入
エクソンモービルは、電気自動車用バッテリーの主要メーカーのひとつになることを目指している。同社は月曜日、2030年までに100万台の電気自動車の製造をサポートすることを目標に、早ければ2027年にアーカンソー州南部のリチウムが豊富な12万エーカーの地質学的サイトで電池用リチウムの生産を開始すると発表した。CNBC (11/13)

Boeing wins $52B Emirates order to kick off airshow
ボーイング、エミレーツ航空から520億ドルの発注を受け、航空ショーを開幕
エミレーツ航空は、ボーイング777-9型機55機、ボーイング777-8型機35機、ボーイング787ドリームライナー35機の追加発注を含む、ボーイング機95機に対する520億ドルの発注を発表した。この発表はドバイ・エアショーで行われ、ゼネラル・エレクトリック社からのGE9Xエンジンの大量発注も確認された。CNBC (11/13)

Report: EV sales surged 34% in Sept. across the globe
9月のEV販売台数は全世界で34％急増
Rho Motionによると、電気自動車の世界市場は9月に前年同月比で34％急増し、中国では補助金打ち切りにもかかわらずEV販売台数が29％増と月間記録を更新した。一方、2023年9月までのEV販売台数は、北米で78％増、欧州で26％増となった。Reuters (11/14),  Asia Financial News Group (London) (11/14)

Hyundai matches Honda, Toyota pay hikes
現代自動車、ホンダとトヨタの賃上げに同調
現代自動車は、全米自動車労組（UAW）がフォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、ステランティスと交わした和解案に沿って、今後5年間で工場労働者の賃金を25％引き上げることでホンダとトヨタと合意した。労働の専門家たちは、これらの賃上げはUAWによる交渉上の地位向上への動きを阻止するためでもあると見ている。The Associated Press (11/13),  Reuters (11/14),  The Wall Street Journal (11/13)

2023/11/15

A look at solid-state batteries
固体電池の現状
研究科学者でライターのLaurie Winkless氏が、トヨタ自動車や他の企業が実用化を試みている開発を含め、固体電気自動車用バッテリーの現状を探る。「材料科学者として、私は固体電池の可能性に興奮している。しかし、それが将来私たちにとってどのような意味を持つのかについては、依然として慎重です」とWinkless氏は書いている。Forbes (tiered subscription model) (11/14)

Toyota, SDG&E link up on vehicle-to-grid opportunities
トヨタとSDG&E、ビークル・ツー・グリッドの機会で提携
トヨタとSan Diego Gas & Electricは、トヨタの全電気自動車bZ4X SUVを使ったビークル・ツー・グリッドの実現可能性調査を計画している。このコンセプトでは、EVが需要の少ない時間帯に充電し、需要の多い時間帯に送電網に電気を戻すことができる。BusinessGreen (UK) (11/14)

Toyota to offer its best-selling Camry only as hybrid
トヨタ、ベストセラー「カムリ」をハイブリッド車のみに設定へ
トヨタ自動車は、2025年型トヨタ・カムリにハイブリッド・パワートレインのみを設定すると、ロサンゼルスオートショーの前に発表した。カムリは米国市場で最も売れているセダンで、ハイブリッド仕様にすると内燃機関仕様に比べて燃料費が約650ドル節約できる。Reuters (11/14),  Car and Driver (11/14)

How automakers are leveraging virtual development
自動車メーカーはいかにしてバーチャル開発を活用しているか
設計、エンジニアリング、製造、組立、テストのためのエンド・ツー・エンドのプロトタイピングという形でのバーチャル開発は、自動車業界が直面する最新の課題に対応するために、自動車業界全体で採用されつつある。Elizabeth Wallace氏が、BMWの実例を挙げながら、採用されているバーチャルツールの概要とその利点を紹介する。RTInsights (11/13)

2023/11/16

UAW, GM deal approval inches closer
UAWとGMの合意承認が近づく
全米自動車労組（UAW）とゼネラル・モーターズ（GM）との暫定合意は、24時間にわたる熾烈な攻防の末、労働者の約54％の賛成を得て最終合意に近づいた。しかし水曜日、テキサス州にあるGMのアーリントン工場で働く労働者が明確な多数決で協約受諾を決定し、合弁会社のバッテリー工場で働く労働者からもほぼ全会一致で承認されたことで、期待が高まった。CNBC (11/15),  Reuters (11/15),  The Wall Street Journal (11/15),  National Public Radio (11/15)

Climate action falls short, emissions break records
気候変動対策は不十分、排出量は記録更新
気候変動に関する政府間パネルが、2015年のパリ協定で設定された摂氏1.5度の温暖化目標を達成するために必要であるとしている43％の減少ではなく、2030年までに大気中に放出される排出量は、2019年のレベルからわずか2％減少する見通しであることが、各国の行動計画に関する国連の分析から明らかになった。世界気象機関の報告によると、大気中の温暖化ガスの量は2022年に数百万年ぶりの高水準に達し、前回排出量がこのレベルに達したときは、世界の平均気温は2〜3度高かったという。Reuters (11/14),  The Guardian (London) (11/15)

E-Flight Challenge pits EV vs. electric plane
E-フライト・チャレンジ、EV対電気飛行機で競う
E-フライト・チャレンジは、電気自動車ルシッド・モーターズ・エアと、電気エンジンを搭載したエレクトラ・トレーナー機をドイツで対決させた。エレクトラトレーナーは充電のために停止し、最終的にレースに敗れたが、ロードチームは500マイルの航続距離を誇った。CNN (11/14)

Future aircraft demand poses serious labor shortage
将来の航空機需要が深刻な労働力不足をもたらす
ボーイング社とエアバス社は、今後20年間で4万機以上の航空機の新規需要があると予測しており、職種を問わず航空要員の大幅な増加が必要となる。ボーイング社は、今後20年間で航空旅行と航空機の需要を満たすために220万人の航空要員が必要になると見積もっており、航空業界は大幅な成長を遂げる構えだ。Simple Flying (11/15)

Next step in ADAS is “eyes-off/hands-off” technology
ADASの次のステップは “アイズオフ/ハンズオフ “技術
Mobileye社のNimrod Nehushtan氏は、先進運転支援システムのための同社の「eyes-off/hands-off」技術は、ほぼ12台のカメラを搭載し、ライダーとレーダーセンサーと組み合わせることで、「より少ない条件付きガードレールで信頼性」を提供すると語ったとBill Visnic氏は書いている。ヴィスニックは、モービルアイの技術と、フォード・モーターとBMWが開発中の独自のSAEレベル3能力システムについて探求している。SAE International (11/14)

2023/11/17

EVs make up more than half of NACTOY finalists
NACTOYファイナリストの半数以上をEVが占める
北米カー・オブ・ザ・イヤー、トラック・オブ・ザ・イヤー、ユーティリティ・ビークル・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残った9車種のうち5車種が電気自動車であり、ユーティリティ・ビークルの最終選考に残った3車種はすべて電気自動車であった。一方、米国の自動車メーカーは、乗用車およびユーティリティ・ビークル部門からは除外されたが、トラック部門ではシボレーが2台、フォードが1台の最終選考に残った。Axios (11/16),  Detroit Free Press (11/16),  The Detroit News (11/16)

How AI, ML are shoring up chip production
AIとMLがチップ生産をどう支えるか
半導体メーカーは、この業界に適した熟練労働者の不足に対処するため、人工知能や機械学習を活用するようになってきている。AIとMLは、全体的な競争力を提供するだけでなく、新入社員の迅速な受け入れ、制度的知識の体系化、予知保全の提供、問題に対するより良い解決策の発見と生産性の向上など、労働問題への取り組みに役立っている。Semiconductor Engineering (11/16)

Boeing supports US effort to scale SAF production in Asia
ボーイング、アジアでのSAF生産規模拡大に向けた米国の取り組みを支援
ボーイングは、アジア太平洋経済協力加盟国における持続可能な航空燃料の開発と規模拡大の課題に取り組むため、米国政府との提携を発表した。ボーイングは米連邦航空局および運輸省と協力し、SAFの原料供給や生産の最適化といった課題に取り組む。Reuters (11/16)

Big 3 workers vote in favor of new labor contracts
ビッグ3労働者、新労使契約に賛成票
全米自動車労組（UAW）が発表した投票結果（速報値）によると、組合員は争議と長期化した交渉の末、フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、ステランティスとの労働契約を承認した。ステランティスとフォードで働くUAW組合員のおよそ68％が契約に賛成し、ゼネラル・モーターズで働く労働者の55％が契約を承認した。CNBC (11/17),  CNBC (11/17),  Reuters (11/17)

Compact EV chargers designed for parking garages
駐車場向けに設計された小型EV充電器
グーグル・ベンチャーズからシード資金を得ている新興企業Gravity社は、駐車場に簡単に設置できる電気自動車用の小型充電器を製造している。Gravity は、小さなスーツケースほどの大きさのユニットで充電を提供するため、電力網とのインターフェイスである「分散型エネルギー・アクセス・ポイント」に依存している。Fast Company (tiered subscription model) (11/16)

… for Astro on patrol?
Astroロボットがパトロール
アマゾンは、Astro for Businessサービスの一環として、Astroロボットをモーション検知器やRingセンサーに接続するRing Protect Proとともに、中小企業や小売業者にロボット警備員を提供している。Astro for Businessは、5,000平方フィートまでのワークスペース向けに作られ、価格は2,400ドル弱となる。CNBC (11/15),  PYMNTS (11/15)

_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}