DataCraft

Topics

最新版DOD技術資料文献のご紹介

2008.2.13

ここに紹介する資料や文献は米国防総省(DOD)の各機関が発行あるいは報告した技術資料文献(原文)である。これらの技術資料文献は公式のDODのロジスティックス(後方支援)や、取得、調達業務を進める上でなくてなならない資料文献である。参考資料としてまた研究材料としてご一読を薦める。

■Potential F-22 Raptor Export to Japan  07/02/07
本報告書は「F-22戦闘機の日本への輸出の可能性について」と題する米国議会向け公式報告書(CRS:米国議会図書館発行)である。このCRS報告は米国会議員(米議会)向けに配布される世界情勢に関する調査分析報告書で、ここでは米国がF-22の輸出問題を通して米国内は元より日本や東アジアに関する問題を総合的に分析して米国議会ならびに関係者に報告しているのがよくわかる。(6ページ)

■DOD Qualification Program (SD-20) 01/00/02
本書はDODによる認定業務の実施プログラムを規定した教則本である。50年以上にも渡るDODの認定のあり方を定義づけしたうえで認定品や認定業者を選択する手順や考え方を規定したもの。なお本書はSD-20 (Standardization Directory)としてDOD標準化業務規定の最新版である。(46ページ)
■Provisions Governing Qualification(SD-6) 08/00/99

DOD認定管理条項を規定したSD-6(Standardization Directory)として認定とは何かから認定品(QPL)や認定業者(QML)の選別にいたるまでの認定プロセスを段階別に解説した最新版である。上記SD-20が認定業務全般を幅広く規定しているのに対してこのSD-6は認定業務のみに焦点を当て掘り下げた内容となっている。(41ページ)
■RISK MANAGEMENT GUIDE FOR DOD ACQUISITION 06/00/03

「DOD取得に関するリスク管理の手引き」と題する本書は取得計画の実施に伴うあらゆるリスクを定義し、またリスクを管理する人員を養成するための最新版手引書となっている。(188ページ)
■DOD 4120.24-M Defense Standardization Program (DSP) 03/00/00
DOD標準化計画(DSP)の指針と手順と題するDODの全ての標準化業務の基本となる最新版マニュアル(教則本)でMILスペックの定義から運用方法についての全てを網羅している。(154ページ)
■The US Air Force Handbook 2007 2007
米空軍(USAF)機関が昨年発行した2007年度版USAFハンドブックである。USAFの保有する最新装備品(航空機種別)の最新版カタログとしても利用が可能。また表やグラフを利用したUSAFの動向がわかる公式手引書となっている。(326ページ)
■Defense Acquisition Performance Assessment   12/00/05
国防取得計画の遂行評価と題する本報告はDOD監査委員会によるDODの取得計画の実態を分析・評価した米国政府高官向けの要約報告書である。(26ページ)