SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは？
・月～金の週５日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24～48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
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データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}

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2023/10/23

European Space Agency signs agreement with SpaceX
欧州宇宙機関、スペースXとの契約に調印
欧州宇宙機関（ESA）は、スペースX社と最大4基の衛星打ち上げに関する契約を締結した。この契約は欧州委員会およびEU加盟国の承認待ちである。Wall Street Journal (10/23)

Yamaha offers sneak peek of electric bike with 2WD
ヤマハが2輪駆動の電動バイクを公開
ヤマハは2023年の東京モビリティショーに向けて、2輪駆動の電動バイクを公開した。ヤマハの発表によると、「Y-O1W AWD」コンセプトバイクは、「センターマウントの電気モーターとフロントのハブモーターで2輪駆動する」のが特徴。SAE International (10/23)

Startups compete to calculate value of used EVs
中古EVの価値算出を競う新興企業
多くの新興企業が、中古電気自動車の所有者や購入者が、車両に搭載されているバッテリーの価値を計算するための方法を開発している。最も高価な部品であるバッテリーは、通常、EVの総価値の約40％を占めるが、バッテリーの寿命は、定期的な急速充電や劣化を早めるその他の行為によって影響を受ける可能性がある。Reuters (10/23)

Automakers to showcase concept EVs at Japan auto show
自動車メーカー、ジャパンモビリティショーでコンセプトEVを展示へ
今週東京で開催されるジャパンモビリティショーで、トヨタとホンダがコンセプトEVの展示を予定している。日本はEVSの普及で中国に遅れをとっており、昨年販売された自動車のうちバッテリーEVはわずか1.5％であった。BNN Bloomberg (Canada) (10/22)

… for bipedal robots to fulfill Amazon orders?
アマゾンの注文に二足歩行ロボットが対応
アマゾンは、アジリティの2足歩行ロボットDigitを試験的に導入する計画を発表した。現在、倉庫で75万台の車輪付き自律移動ロボットを使用しているアマゾンは、昨年、産業革新基金の一環としてDigitに資金を提供した。TechCrunch (tiered subscription model) (10/21)

2023/10/24

GE to advance hybrid fuel cell technology
GE、ハイブリッド燃料電池技術を推進
ゼネラル・エレクトリック（GE）は、航空機の脱炭素化に向けた取り組みを加速させるため、ハイブリッド燃料電池エンジンを開発するための助成金を獲得した。このプロジェクトでは、燃料電池と持続可能な航空燃料を組み合わせ、より環境に優しい推進システムを構築するAIN Online (10/23)

Mitsubishi pulls out of China, invests in EU
三菱自動車、中国から撤退しEUに投資
三菱自動車は、中国で自動車を生産する合弁事業から撤退し、電気自動車に特化したルノーの部門に約2億1,400万ドルを投資する計画だ。ルノーのアンペールEV部門は、2024年の新規株式公開を目指している。Reuters (10/24),  MarketWatch (tiered subscription model)/Dow Jones Newswires (10/24)

Startup partners with SK Telecom for self-driving trucks
自動運転トラック開発でSKテレコムと提携
韓国の新興企業マーズ・オートは、SKテレコムと自律走行大型トラックの開発に関する契約を締結した。この提携は、トラック輸送の「ミドルマイル」セグメント向けにAIを活用して自動運転技術を開発する計画だ。Pulse by Maeil Business Newspaper (South Korea) (10/23)

2023/10/25

Vulcan Centaur launch set for Christmas Eve
Vulcan Centaur打ち上げ、クリスマス・イブに決定
Vulcan Centaurロケットの初打ち上げは12月24日に予定されている。ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのTory Bruno CEOは、「我々は、非常に注意深く制御された照明条件を必要な月の一部へ行き、またディープ・スペース・ネットワークとの無線通信を維持しなければならない」と語った。SpaceNews (10/24)

Gevo’s Gruber outlines advances in SAF
GevoのGruber氏、SAFの進歩について概説
GevoのCEOであるPatrick Gruber博士は、持続可能な航空燃料がより広いエネルギー・エコシステムの中でどのように位置づけられるのか、SAFがより広く採用されるためには何が必要なのか、そしてその行く手を阻むハードルについて説明した。グルーバー氏はまた、アメリカン航空、デルタ航空、ハワイアン航空などの航空会社と提携し、SAF市場を拡大しているGevo社が、カーボン・ネガティブの可能性を持つ燃料をどのように開発しているかについても詳しく説明した。Renewable Energy SmartPod (10/24)

Hammerhead system offers extended vision for AVs
HammerheadシステムがAVに拡張ビジョンを提供
NodarのHammerheadテクノロジーは、自律走行車が現在のステレオビジョンよりもはるかに前方を「見る」ことを可能にするステレオビジョンシステムを使用している。このシステムは、超高速のNvidia GPUプロセッサを採用し、1セクションあたり7500万ポイントを作成し、1フレームあたり500万ポイント、1秒あたり15フレームで動作する。SAE International (10/25),  DigiTimes (10/23)

GM, Honda put brakes on affordable EV partnership
GMとホンダ、手頃な価格のEV提携にブレーキ
ゼネラルモーターズ（GM）と本田技研工業（ホンダ）は、低価格の電気自動車を開発するために計画していた50億ドルの提携を中止する。両社は共同声明を発表し、この決定は両社共通のものであり、両社は別々に低価格EVの開発を継続すると述べた。Reuters (10/25),  BNN Bloomberg (Canada) (10/25)

2023/10/26

Tests show aircraft engines can run on 100% SAF
航空機エンジンは100％SAFで運転可能であることがテストで実証
ロールス・ロイスは、航空機エンジンが100％持続可能な航空燃料で運転できることを試験で示したと発表した。テストに使用された燃料は、使用済み食用油などの廃棄物原料に由来する。Flying magazine (10/24)

MIT develops green hydrogen system based on sun’s heat
MITが太陽熱を利用したグリーン水素システムを開発
マサチューセッツ工科大学（MIT）の技術者たちが、太陽光から水素への変換率を最大40％まで高められる太陽熱化学水素システムを開発した。目標は、効率をさらに向上させ、10年後までにコストを1キログラムあたり1ドルまで下げ、エネルギー省の目標を達成することだ、と筆頭著者でMIT教授のAhmed Ghoniem氏は述べる。Plant Engineering (10/25)

Stellantis: EU should adopt “global mentality” for EVs
ステランティス：EUはEVに「グローバルな考え方」を採用すべき
ステランティス社のカルロス・タバレスCEOは、中国製電気自動車に対する中国の補助金を調査するというEUの計画を支持しないと述べた。「我々はグローバルな問題に直面しているため、グローバルな考え方を採用しなければならない」とタバレスCEOは述べ、ステランティスは競争を好むと付け加えた。Reuters (10/25)

Toyota CEO: BEVs will be part of “multi-pathway approach”
トヨタCEO：BEVは ” マルチパスウェイ戦略 ” の一部となる
トヨタ自動車の佐藤恒治CEOは、排出ガス削減のための “マルチパスウェイ戦略 “を維持しつつ、バッテリー電気自動車に注力する予定であると述べた。「私たちが新しいBEVを作るということは、例えば効率を上げるなど、車両に波及効果をもたらすことができるからであり、バッテリーEVではない私たちの車にも影響があるだろう」と佐藤氏は述べたBNN Bloomberg (Canada) (10/26)

2023/10/27

Volkswagen aims to cut costs to improve return on sales
フォルクスワーゲン、売上高利益率改善のためコスト削減を目指す
フォルクスワーゲンは、第3四半期の売上高営業利益率が6.2％に低下し、フォルクスワーゲンの目標である10％に届かなかったことを受け、コスト削減を約束した。最高財務責任者（CFO）のArno Antlitz氏は声明で、「第3四半期の収益性が野心的な目標に届かなかったことに満足することはできない」と述べた。BNN Bloomberg (Canada) (10/26)

Ford pushes back timeline of EV investments
フォード、EV投資のスケジュールを延期
フォード・モーターは、韓国バッテリーメーカーSK社との合弁事業を含む、電気自動車への約120億ドルの投資を、予想以上の需要減少のため延期する予定だ。フォードのCEOであるJim Farley氏は、顧客がEVに割高な料金を支払うことに難色を示しているため、「コスト面で完全に競争できるように」EVのステッカー価格を下げることに注力していると述べたTechCrunch (tiered subscription model) (10/26),  CNBC (10/27)

L.A. region sets clean-energy goals ahead of Olympics
ロサンゼルス地域、オリンピックを前にクリーンエネルギーの目標を設定
2028年の夏季オリンピックを控え、ロサンゼルス地域の市および郡政府が排出量削減のために策定した新しいロードマップには、電化の促進、グリーンエネルギー発電、送電網の回復力などが盛り込まれている。この計画を監修する公的・民間クリーン・エネルギー・パートナーシップの Matt Petersen共同議長は、この計画は非常に具体的な目標を設定していると語る。Smart Cities Dive (10/26)

_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}