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【MILスペック認定品マニュアル(和訳版)】

2014.6.1

ー自社製品のMIL認定取得を検討される企業向け情報ー

米国防総省( DOD )はMILスペック認定品を米国内に留まらず広く海外からも採用することを推進している。MILスペックをデファクト・スタンダードとするわが国の防衛産業メーカにとって自社製品をMIL認定品として世界の市場に提供することはひとつの夢である。弊社ではそのような企業向けにこのDOD発行による電子部品を中心とした防衛装備品向けMILスペック品認定マニュアルの和訳版(40ページ)を完成させた。また企業向けのセミナーも行っているので検討ください。ここではその一部を紹介をする。(DCメール 2014年6月1日 No.366)

■MILスペック認定品マニュアル(和訳版)から
DODによる認定作業は製造業者が自らの製品やプロセス、材料が特定されたMIL品の性能、品質、信頼性の要求を満たすことを実証するプロセスである。まずDODは文書を通じて製造業者が製品を継続的に特定された要求に対して認定、保証する完全な品質プログラムを確立するように要求することから始まる。そしてその後プログラムを実装監視し、必要な支援システム、プロセス、材料および管理が正常に動作していることを確認するために補正される。
DODはその後、品質支援システムとその管理業務についてその施設および業務を保証するために製造業者の施設の現場監査を行うことになる。これは関連する文書やデータ、観察プロセスや試験を検証し納入材料から製品出荷までの実際の製造フローを検証することであり企業とのインタフェースによって達成される。
初期の監査が正常に行われた後製造業者は実際の認定試験を行うことが許可される。この認定要求は適用されるMILスペックやMIL規格で規定されている。そして認定が正常に実行された後製造業者はその製品、プロセスや材料が該当するQPLまたはQMLとしてQPDに記載される。
認定企業は該当するMILスペックに定められた必要な性能、品質、信頼性要求の継続的遵守を保証し実証するためのMIL規格で特定されるようにさらにプログラムを確立する必要がある。なおここでMILスペックやMIL規格への継続的な法的準拠のための責任はすべて製造業者と試験機関にかかっている。また、彼らは必要に応じて改廃されるMILスペックやMIL規格に対するすべての変更を実装する責任があるのである。
原題:一般認定情報(2008) (40 Pages)
【目次】
I 全般情報
II 認定プロセス
STEP 1 初期準備
STEP 2 監査/検証要求
STEP 3 実際の製造業者監査/検証
STEP 4 認定
STEP 5 証明/認定保守
III 会社名や会社所有権の変更
IV 別事業場認定延長
V 設計•施工変更や認定製品代替施工
VI 事業場移動と認定移管
VII 代理店による製品名称変更の認定
VIII 試験機関適性
IX 外国認定
X 認定プログラムの新たな取り組み
XI 認定様式
XII QPL/ QML除去条件
XIII 広告違反
XIV QPL/ QML製品調達の利点
XV QML/ QPL認定製造業者の利点
XVI 定義
■詳しくは弊社までお問い合わせください。
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