2017.10.21
【PRFスペックは成果主義のMILスペックである】
―ここが違うPRFスペックー
MIL-PRF-XXXXという表記形式のMILスペックに対する質問が多い。将来、最も運用されるこのPRFスペックを、今一度理解して、その目的を知り、運用に取り組んでいただきたい。(DCメールではPDFスペックを成果主義のスペックとして訳語を統一する。) しかし、ユーザは訳語に捕らわれずにPRFスペックの本質を見極め、理解されたい。ここでは過去に特集したPRFスペックの中から抜粋して、改めて解説する( DCメール 2017年10月15日 No.447)
■ここが違うPRF……
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2017.10.2
【試験規格MIL-STD-810】
環境への応力に対するチャレンジ
MIL-STD-810は防衛装備品のための温度・湿度、高度、振動、衝撃など過酷な環境条件に即した試験室による試験規格であるが、昔から民間製品の高信頼性化のためにも大いに役立ってきた。車載用機器やノートパソコン、最近ではスマホなど、ヘビーデューティ(超堅牢)製品として耐衝撃性や耐振動性強化をうたい、多種多様な民間製品がこぞってMIL準拠品としてMIL-STD-810の研究に余念が無い。しかし、防衛装備品の試験規格であるMIL-STD-810は、その長い歴史の中で環境への応力に対……
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2017.9.3
【新・MILスペックの常識】
【新・MILスペックの常識】―米国に見るMILスペック・キャンセル版の取り扱い方―
DODの国防標準化事務局(DSPO)は、長年にわたり米国行政府の立場から国防標準化文書として、MILスペックの編纂、管理、ならびに効率的な運用支援事業を行っている。そこでは、各行政府からの質問やまた米軍、民間企業、ならびに国際的な広がりを持つMILスペック・ユーザのために各種便宜を取り計らっている。以下は、現在運用している個別のMILスペックがキャンセルされた場合、どのような措置を講じたらよいかについてのFAQである。
Q: ……
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2017.8.22
SAE MOBILUS【第2弾: 先端製造ナレッジ・ハブ】の登場!!
―アディティブ・マニュファクチャ(付加製造)について―
SAEではAdvanced Manufacturing(先端製造)を製品ライフサイクル全体を通して、移動体とその関連システム、コンポーネント、およびサブシステムの組み立てを改善するための新技術と非伝統的なプロセスの導入と定義しています。そして、このスマート・ファクトリーとも呼ばれる第4製造世代の有効化技術には、例えば、拡張センサー、計算能力、接続性、大規模データ分析および新しいヒューマンマシンインターフェースそして、付加製造(3Dプリント)などが含まれる……
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2017.8.15
【MIL-STD-810G(1)の常識】
■MIL-STD-810G(1)の常識
MIL-STD-810G(1) 「環境における工学的考察と試験室試験」は、従来からのMIL-STD-810Gを大幅に改正した。MIL-STD-810Gは約800ページからなり、2008年に発行されたが、2014年にChange Notice(変更通知)が発行され、MIL-STD-810G(1)として1000ページを超す大幅な内容の増加と
なった。また情報によれば、米国防総省(DOD)では新たな改訂が計画されているという。
MIL-STD-810G(1)は表題の通り、防衛……
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