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【CAGEコードの注意点】

2016.4.15

■知らないうちにCAGEコードがキャンセルになっている
CAGE( Commercial And Government Entity )コードは元来米国連邦政府が制定したいわゆる製造者記号( H4/H8 )であるが、現在では米国だけでなくすべてのNATO諸国やNATO援助諸国( Sponsorship )が装備品を調達する際に登録を必要としている所謂、業者コードである。ちなみにわが国の企業が登録する場合はNATOを通じて行われている。(NCAGEコードとも言う)
 
このCAGEコードは登録企業を英数字を含む5桁表示にしたもので、NATOが提供する世界の装備品カタログデータベースのNCSでは製造メーカの他、商社、販売会社など世界の280万社が登録されており、わが国からも数多く登録されている。このCAGEコードはデータベース化されており、基本的に登録企業の基本情報が掲載されており、主に以下の情報が含まれる。
● CAGEコード( 製造者記号 )
● Organization( 組織名 )
● Country( 国名 )
● CITY( 所在都市名 )
● STATE( 製造者所在州名 )
● Postal Code( 郵便番号 )
● Phone( 電話番号 )
● Email( Eメールアドレス )
● STATUS( CAGEコードの有用性 )
ここでNCSを利用するユーザが必要なことはそのコードのステータス( 有効性 )がA(Active)であることを確認することである。ところが登録後に放置をしたまま1年以上が過ぎると自動的にN(Cancel)扱いにとなり使用できなくなるおそれがあることがわかった。
そもそもステータス・コードとは登録した情報が有効であるか否かを示すもので、これを利用するユーザ(装備品の調達要求元など)が判断する。もしコードがアクティブ(A)でなければ誰もが登録情報の有効性を疑い、調達を計画する際に選定をしないことになる。これでは登録する意味がないばかりか、既に調達した相手先からもクレームがつく可能性があるからである。
この問題についてNATOでは「少なくとも登録後1年ごとに登録内容を再度確認して、最新情報に変更する手続きや、また変更がない場合でも登録情報の再確認(Validation)手続きをすることでCAGEコードの自動キャンセルを防ぐ努力をしなければならない」としている。
そこで問われるのは再確認作業は登録企業の義務なのである。CAGEコードを新たに取得する企業や既に登録している場合も含めて、登録内容が中止あるいは変更が生じた場合は自らが迅速な届け出が義務づけられており、。また変更がない場合も再確認作業を行い登録日付の更新作業を行うことで自動的なキャンセルを防ぐ必要がある。
 
ちなみに主なステータス・コードの意味は次の通り。
A:     有効(Active )である。企業は活動中である。
F:     登録された記録が最新ではなく当該CAGEコードのもとでは使用できない。
N:     登録された記録は中止(Cancelled )され、また代替のコードはない。
   

 ( 注 )CAGEコードの取得は複雑な規定と手順が必要とされる場合があるために、弊社では管轄するNATO AC/135の協力によりCAGEコード取得のアドバイスや代行業務を行っている。詳しくは弊社までお問い合わせください。
 
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