SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは？
・月～金の週５日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24～48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
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データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}

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2023/4/24

EV sales in US could surpass 1M in 2023
米国でのEV販売台数は2023年に100万台を超える可能性
アルゴンヌ国立研究所のデータ分析によると、米国における電気自動車の販売台数は、今年初めて100万台を超える勢いだ、と発表した。しかし、第1四半期の自動車販売台数に占める電気自動車の割合はまだ8.4%に過ぎず、AP通信の最近の世論調査では、購入を検討している人にとってコストが依然として最大の障壁であることが明らかになった。Canary Media (4/21)

Commentary: Days are numbered for beloved V-8 engines
V8エンジンに残された期間はわずかか
V-8 エンジンはアメリカのマッスルカーの定番であるが、電気自動車の普及と以前のターボチャージャー技術との組み合わせで、このエンジンの時代は終わりつつある、と Lindsay Brooke 氏は書いている。V-8 エンジンは自動車メーカーにとって高い利幅をもたらす傾向にあるが、搭載される車種は減少している、という。SAE International (4/24)

Sales of Ford, GM vehicles dropped in China last year
昨年、中国でのフォード、GM車の販売台数が減少
中国の消費者は、国内メーカーが電気自動車を含めたより安価なモデルを提供することで、アメリカ車に対するニーズを失っている。Automobilityのレポートによると、2022年のフォード・モーターの販売台数は前年比で33.5％減少し、ゼネラル・モーターズの中国での自動車販売台数は同時期に20％減少した。 Insider (4/22)

Analyst: PHEVs need a new position in market
PHEV 市場で新たなポジションが必要
EUは2035年までにプラグインハイブリッド車の販売禁止を目指しているが、中国ではPHEVの参入を認めている。JATO Dynamicsの自動車アナリストであるフェリペ・ムノスは、自動車メーカーがPHEVをどのように位置づけるべきかについて、「主に都市部で使用し、たまに郊外に長距離通勤するための車として位置づける必要がある」と述べている。 Forbes (tiered subscription model) (4/23)

SAE News
SAE Awards Open for Nominations
SAEアワードのノミネート受付を開始
SAE Awardsプログラムは、春のノミネートを受け付けています！SAE賞プログラムは、モビリティ業界における最高の栄誉です。SAE賞は、SAE理事会とモビリティエンジニア、教員、業界専門家からなる著名な選考委員会によって運営され、モビリティ業界の最高峰を称える賞です。ふさわしい仲間を推薦してください。推薦の受付は5月31日まで。

2023/4/25

Tesla’s V4 Supercharger promises quicker charging
テスラのV4スーパーチャージャーは急速充電を実現
615キロワットの新型テスラV4スーパーチャージャーは、電気自動車の充電に革命をもたらし、充電にかかる時間をガソリンを満タンにするのに必要な時間に近づける可能性を秘めています。テスラモデルSロングレンジがこの充電器をフルに使用した場合、10%の充電から80%の充電まで11分以内で完了することができる。T3 (4/24)

Air Canada to buy SAF for San Francisco operations
エア・カナダ、サンフランシスコ路線のため、SAFを購入へ
エア・カナダは、Neste社から950万リットル（約250万ガロン）の持続可能な航空燃料を追加購入する手配をし、サンフランシスコ国際空港での運航に使用することになりました。Michael Rousseau CEOは、今回の発表について、”当社のSAF調達量は前年比5倍増となり、2025年までに燃料の1％をSAFとする目標に向けた重要な一歩であり、2050年のネットゼロ脱炭素目標に向けた当社の旅をサポートします。”と述べている。AviationSource (4/24),  Business Travel News (4/21)

Collins designs modern spacesuit for NASA
コリンズがNASAのためにモダンな宇宙服をデザイン
Collins Aerospace 社は、ILC Dover 社および Oceaneering 社と共同で、NASA の次期宇宙服の設計を行っている。「NASAのビル・ネルソン長官は、「NASAとCollins Aerospaceのパートナーシップは、宇宙探査の未来とアメリカのイノベーションの強さを象徴している」と述べた。Nextgov (4/24)

Automotive sector looks to SiC for affordability, efficiency
自動車産業、手頃な価格と効率性でSiCに注目
自動車産業が電気自動車に移行し、より低価格で効率的な設計を求める中で、炭化ケイ素はシリコンに代わるワイドバンドギャップ半導体として魅力的な存在になりつつある。STマイクロエレクトロニクスのFilippo Di Giovanni氏は、同社の炭化ケイ素MOSFETへの取り組みについて、電気自動車が1回の充電でより遠くまで走行できるようになると強調している。EE Times (4/24)

2023/4/26

Ispace spacecraft likely crashed before lunar landing
ispaceの宇宙船は月面着陸前に墜落した可能性
日本を拠点とするスタートアップ企業ispace社は、火曜日に月着陸船「Hakuto-R M1」の月面着陸を試みたが、燃料の推定残量切れのため、着陸船は墜落した模様。ispaceの創業者でありCEOの袴田武史氏は、「現時点では月面着陸を完了できる見込みはないが、着陸段階を実行できたことで多くのデータと経験を得て、このミッションの意義を十分に達成したと考えている」と述べた。SpaceNews (4/25),  CBS News (4/25)

China to launch satellites to support lunar missions
中国、月探査を支援ため衛星を打ち上げ
中国は、月面に国際月面探査ステーションを建設するなど、同国の月面ミッションを支援するために、2030年までに衛星群を配備する計画だ。通信の橋渡しをする衛星は、いくつかの段階を経て打ち上げられる予定となっている。Reuters (4/26)

Honda Motor unveils US, China strategy for EVs
ホンダ、EVの米国・中国戦略を発表
本田技研工業は、電気自動車へのシフトの一環として、米国で生産するEVにゼネラルモーターズの電気自動車用バッテリーと韓国のLGエナジーソリューション社との合弁会社のバッテリーを採用する予定だ。また、ホンダは来年、中国で3種類のEVを販売する計画で、2035年までに中国でのEV販売比率を100％にすることを目標とする。

$8B in EV battery plants in US coming from GM, Hyundai
米国でのEVバッテリー工場に80億ドル　 GM、Hyundaiが参加予定
General MotorsとSamsungは、米国の非公開の場所に2026年にオープンする電気自動車用バッテリー工場に30億ドルを投入する計画で、HyundaiはSK Onと組んでジョージア州に50億ドルのEV工場を建設し、2025年に生産を開始する予定である。GMの幹部であるDoug Parks氏は、「複数の強力なセルパートナーがいれば、単独で行うよりも早くEV事業を拡大することができます」と語る。

2023/4/27

IEA forecasts major rises in worldwide EV sales
IEA、世界のEV販売台数を大幅増と予測
国際エネルギー機関（IEA）の年間見通しによると、2023年に世界で販売される自動車のほぼ5台に1台が電気自動車になり、販売台数は1,400万台になると予想されている。IEAのデータによると、今年の電気自動車の市場シェアは18％で、2020年に記録した4％から急上昇する見込みだ。CleanTechnica (4/27),  Financial Times (4/26)

Startup makes progress on solid-state battery tech
スタートアップが全固体電池技術を進展させる
マサチューセッツ州に拠点を置くバッテリー新興企業ファクトリアル・エナジーは、「室温で40A/hの電池のスケーリングに成功した」と、創業者でCEOのシユー・フアン（Siyu Huang）が語った。同社は、「ファクトリー・エレクトロライト・システム・テクノロジー」によって、最終的に100A/hの電池を作ることを目指している。CNBC (4/26),  BNN Bloomberg (Canada) (4/26)

Kia looks to boost EV sales goal after strong Q1 profit
Kia、第1四半期の好調な利益を受けて、EVの販売目標を高める
Kia社の第1四半期の利益は前年同期比79%増で、今年のEV販売目標を売上の9%に引き上げることを決めた。同社の電気自動車生産への投資額は180億ドルで、2030年までに年間150万台を生産することを目標としている。BNN Bloomberg (Canada) (4/26)

2023/4/28

TSMC to streamline process for automotive chips
TSMC、車載チップ向けプロセスを効率化
世界最大の半導体受託製造会社であるTaiwan Semiconductor Manufacturing社は、自動車用チップの導入プロセスの合理化を目指すと発表した。同社の新しいソフトウェアにより、車載用チップの設計者は、通常よりも最大で2年早く設計に取り掛かることができるようになる。Reuters (4/26)

_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}