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SAE Smart Brief(2023/7/31~8/4)

2023.8.7

SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは?
・月~金の週5日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24~48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
・SAE Smart Briefについての情報や動画はこちらから

データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
(注)弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。

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2023/7/31

Boeing’s truss-braced wing holds promise for sustainability
ボーイングのトラス・ブレース翼、持続可能性に期待
ボーイングとNASAは、サステイナブル・フライト・デモンストレーター・プロジェクトとX-66A研究機の開発を支援するため、米国の航空会社数社と提携した。2028年に飛行が予定されているX-66Aは、燃料消費量と排出量を最大30%削減できる遷音速トラスブレース翼の機体配置をテストする。Airport Technology (UK) (7/28)

Bruno warns of looming rocket shortage
Bruno 氏、迫り来るロケット不足を警告
ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのTORY BRUNO CEOは、国家安全保障宇宙打上げフェーズ3として知られる次期契約において、スペースフォースが第3の大型ロケット打上げ事業者を追加するという決定について懸念を表明した。Bruno 氏は、大型ロケットは商業的需要により供給不足になると警告し、更新された NSSL 戦略に疑問を持っている。 SpaceNews (7/28)

China aims to dodge US efforts with S. Korea batteries
中国、韓国のバッテリーで米国の努力をかわす狙い
中国企業は過去4ヵ月間に40億ドルを韓国内の5つの新しいバッテリー工場に投資することを発表しており、さらに多くの投資が検討されていると報道されている。中国企業が韓国を好んでいるのは、韓国が米国と自由貿易協定を結んでおり、電気自動車のサプライチェーンにおける中国の存在感を抑えようとするバイデン政権の努力を逆手に取ることができるからだと考えられている。BNN Bloomberg (Canada) (7/30)

Boeing provides $950K to support diversity in aerospace
ボーイング、航空宇宙分野の多様性支援に95万ドルを提供
ボーイングは、航空産業における多様性を育成し、民間航空機パイロットのニーズの増加に対応するための奨学金プログラムに95万ドルを投資する。同社は、マイノリティの若者に航空宇宙分野を紹介するロサンゼルスを拠点とするイニシアチブ「Fly Compton」に45万ドルを拠出する。さらに50万ドルが、航空に焦点を当てた5つの団体を通じて25の奨学金に割り当てられる。Airport Technology (UK) (7/28)

2023/8/1

EVs spark sharp turn in auto supply chain, SME stability
EVが自動車サプライチェーンの急転換を促し、中小企業は安定化
自動車メーカーは、ギガキャスティングやその他の効率的な部品製造方法を模索し、サプライチェーンの内製化を進め、電動パワートレインの生産に工場を切り替えようとしている。しかし、EVシステムと比べて多くの部品を必要とする内燃エンジンや燃料・排気システムの需要が減少しているため、2023年のデロイト自動車部品サプライヤー調査によると、ピボットできない中小メーカーは閉鎖されつつある。CNBC (7/31)

Analysis finds strong growth prospects for AAM sector
AAM 産業の力強い成長見通しについての分析
Custom Market Insightsの新しい市場レポートによると、先進航空モビリティ産業は2032年までに681億ドル規模になると予測されている。この調査では、Joby Aviationを含む複数の先進航空モビリティ企業の航空機と運航モデルを分析している。AIN Online (7/31)

Leapmotor develops new platform for manufacturing EV
リープモーター、EV製造用の新プラットフォームを開発
中国に本社を置く浙江省リープモーター・テクノロジー社は、電気自動車製造のための「四つ葉のクローバー」プラットフォームを開発し、他の自動車メーカーへのライセンス供与を目指している。同社はこのシステムにより、制御装置やワイヤーハーネスの使用を削減し、車両1台あたりの材料費を約70ドル削減した。Reuters (7/31),  Just-Auto (UK) (8/1)

Honda offers peek at electric, hybrid motorsport options
ホンダ、電気自動車とハイブリッド・モータースポーツの選択肢を提示
北米ホンダは、ミシガン州ポンティアックで開催されたメディア向けイベントで、eGX電動レーシングカートとHPD CR-Vハイブリッドレーサーのプロトタイプを展示した。HI23TT 2.2リッター・ツインターボV6エンジンにボルグワーナーEFR7163ターボチャージャーを搭載したレーサーは、「2024年のインディ・ハイブリッド・システムと多くの共通点を持つ」パワートレインだと、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント社長兼テクニカル・ディレクターのDavid Salters氏は語った。SAE International (8/1)

2023/8/2

Ford CEO: Tesla price-cutting strategy is misguided
フォードCEO:テスラの値下げ戦略は見当違い
フォード・モーターのジム・ファーリーCEOは、テスラの値下げ戦略は電気自動車のコモディティ化につながると述べた。「次の大きな試練は、需要を刺激するための大幅な値引きであることが判明した。とファーレイはFully Charged Pod4castで語った。さらに「ヘンリー・フォードがT型で発見したことだ。人々に、価格こそが本当に重要なのだと言っているときに、製品をコモディティ化してしまう」とも付け加えた。CarExpert (Australia) (8/1)

Airbus, Safran advance EcoPulse program
エアバスとサフラン、エコパルス・プログラムを推進
エアバスは、Daher社およびSafran社と共同で、分散推進による航空機性能の向上を目指すエコパルス・ハイブリッド推進プログラムを進めている。このプログラムでは、6つの翼に取り付けられたプロペラを装備した、Daher-Socata TBM 900ターボプロップを改造した実証機を使用する。Simple Flying (7/31)

Toyota can still be major EV player despite late start
トヨタ、後発ながらEVの主要プレーヤーになれる可能性
トヨタは最近、電気自動車SUVのbZ4Xで大衆向け電気自動車市場に参入したが、一部の専門家は、トヨタはその遅れを取り戻すことができると述べている。JATO Dynamics社のグローバル自動車アナリスト、Felipe Munoz氏は、「トヨタが最終的に競争力のある電気自動車となった場合、欧州におけるトヨタの市場シェアは15%から30%程度になる可能性がある」と述べた。Forbes (tiered subscription model) (8/1)

BYD, other Chinese automakers report robust July
BYDと他の中国自動車メーカー、7月は好調
BYDは、7月に26万2161台の「新エネルギー車」を販売し、中国で最も売れた自動車メーカーとして首位に立った。Xpeng、Li Auto、Nioなど他の主要自動車メーカーも7月の業績は好調で、予想を上回った。BNN Bloomberg (Canada) (8/2)

… for robotic miners in the deep sea?
深海でのロボット採掘
Impossible Metals社は、AIと格納式アームを使い、水中環境を損なうことなく海底からニッケル、銅、コバルトなどの金属を選別・採取するロボットのプロトタイプを開発した。この技術は、電気自動車のバッテリーやソーラーパネル、風力タービンの製造に使用される金属の探索において、破壊的な深海採掘装置に取って代わる可能性があると、同社の共同開発者であるRenee Grogan氏は言う。 CBS News (7/28)

2023/8/3

ExxonMobil seeks partners to build lithium supply chains
エクソンモービル、リチウムサプライチェーン構築のためのパートナー探し
エクソンモービルは、電気自動車用バッテリー事業を強化する目的で、自動車メーカーのテスラ、フォード・モーター、フォルクスワーゲン、バッテリーメーカーのサムスン、SKオンと、リチウムサプライチェーン構築のための協議を行っていると報じられた。この協議は、エクソンモービルが5月にアーカンソー州南部のリチウム鉱床が豊富とされる12万エーカーの土地の掘削権に1億ドル以上を投じたことに続くものだ。SupplyChainBrain (8/2)

Voyager Space, Airbus announce Starlab JV
ボイジャー・スペースとエアバス、スターラボJVを発表
ボイジャー・スペース社とエアバス・ディフェンス・アンド・スペース社は、商業宇宙ステーションの開発・運営を目的とした合弁事業「スターラボ(Starlab)」を発表した。エアバスが参加することで、米国主導のプログラムであるスターラボに欧州の政府や組織が参加しやすくなる。 SpaceNews (8/2)

Air Force advances drone autonomy with AI
米空軍、AIでドローンの自動化を推進
米空軍は、人工知能アルゴリズムによって制御されるXQ-58Aバルキリー無人機の3時間の飛行テストを完了した。同軍の “協働戦闘機 “プログラムにとって重要な進展で あるという。無人ジェット機を操縦するAIエージェントは、空軍研究所の自律型航空戦闘作戦チームによって開発された。DefenseScoop (8/2)

Subaru to boost EV offerings with $10.5B investment
スバル、105億ドルの投資でEVラインナップを強化
スバルは、2030年までに年間60万台の電気自動車を販売し、2028年末までに8種類のEVをラインナップする計画を発表した。現在は2023年モデルのクロスオーバーEV「ソルテラ」のみを提供しているスバルは、電動化への取り組みに105億ドルを投資する計画もある。TechCrunch (tiered subscription model) (8/2)

2023/8/4

How global automakers seek to compete in China
世界の自動車メーカーが中国での競争にどう挑むか
BMW中国は、世界最大のEV市場で中国の自動車メーカーに対抗するため、SAEレベル3の自律走行機能の開発を強化する計画を発表した。一方、フォルクスワーゲンはXpengの約5%の株式を購入し、トヨタは中国での競争に勝つためにEV開発を強化すると述べた。CNBC (8/3)

GE, NASA advance hybrid electric aircraft
GEとNASA、ハイブリッド電気航空機を推進
GEとNASAは、NASAの電動パワートレイン飛行実証プロジェクトに参加するハイブリッド電気航空機のカラーリングを発表した。この航空機は、NASAによるグリーン航空技術の開発と普及の取り組みの一環である。Simple Flying (8/3)

Fisker offers sneak peek at EV prototypes
Fisker が電気自動車のプロトタイプを公開
Fisker は、カリフォルニア州ハンティントン・ビーチで開催されたプレス向けイベントで、電気ピックアップ「Alaska」やFoxconnと共同開発したEV「PEAR」など、複数の電気自動車のスニークピークを披露した。その他、高級スポーツカーEV「ローニン」や高級オフロードEV「フォースE」などが展示された TechCrunch (tiered subscription model) (8/3),  Engadget (8/4)

BMW aims to boost sales of EVs by end of 2023
BMW、2023年末までにEV販売台数の増加を目指す
BMWは、2023年上半期に12.6%に達したバッテリー電気自動車の販売台数を、年内に全体の15%に引き上げる計画だ。一方、BMWのオリバー・ジプセ最高経営責任者(CEO)は、”世界がエンジン車を廃止する兆候はない “ため、BMWは内燃エンジン車の製造を継続すると述べた。TechCrunch (tiered subscription model) (8/3)

… for a military-grade “hamster ball”
軍用 “ハムスターボール “?
Revolute Robotics社が開発した自律型ロボット「Hybrid Mobility Robot」は、まるでハムスターのボールのようだ。多機能なこのロボットは、二重機能外骨格のおかげで飛んだり転がったりすることができ、開発者は商業用と軍事用の両方の用途を想定している。Fox News (8/3)

(注)弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。