SAEインターナショナルの配信するSAE SmartBriefでは、50以上のメディアやウェブソースから集められたモビリティ業界に関する最新のニュースやトレンドを週5日で発信しています。

SAE Smart Briefとは？
・月～金の週５日配信
・火曜と木曜はサステイナビリティ関連に特化
・過去24～48時間以内にウェブに投稿されたモビリティと輸送に関するニュースを掲載
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データクラフトでは、先週配信されたニュースの中からアジアや世界のモビリティに関連する情報や注目された日本のニュースなどを一部抜粋し、サマリーの日本語訳およびリンクを掲載いたします。
_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}

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_{2023/12/25~2024/1/1は配信は休止となります。}

2024/1/2

Sustainable energy had a banner year
持続可能エネルギーは好調な年だった
昨年は、持続可能エネルギーに必要な資材の調達難や借入コストの高騰が世界的に見られたが、持続可能エネルギーが最もコストの低い新電力源であることは間違いない。ソーラーパネルの価格は半減し、中国は2030年の再生可能エネルギー目標を5年前倒しで達成する可能性があり、ギガファクトリーは米国とヨーロッパで急速に建設が進んでいる。The Associated Press (12/27)

Amazon produces hydrogen at a Colo. fulfillment center
アマゾン、コロラドのフルフィルメントセンターで水素を製造
アマゾンはコロラド州オーロラのフルフィルメント・センターで水素の製造を開始し、400台ものリフトトラックに電力を供給している。この取り組みは、水を水素と酸素に分解する電解槽システムに電力を供給するPlug Power社との提携によるものだ、という。The Verge (12/29),  Supply Chain Digest (1/1)

Opinion: EV battery mining can be more sustainable
EVバッテリーの採掘はもっと持続可能であるべき
電気自動車用バッテリーに使用されるリチウム、コバルト、ニッケルなどの鉱物の採掘は、地域の大気や水質、人権、在来種の健康に悪影響を及ぼすことが多い。米国は、ガソリンの排出によって引き起こされる害と、持続不可能な採掘方法によって引き起こされる害を交換してはならない、とResources for the Futureの交通プログラム・ディレクターであるBeia Spiller氏とコロラド鉱山学校の博士課程に在籍するSangita Kannan氏は書いている。リチウムの直接抽出、海底採掘の新しい革新的技術、効率的なリサイクルは、鉱物採掘をより持続可能なものにする有望な解決策である、と両氏は述べている。Scientific American (1/1)

Why the odds are good that your car is white
愛車が白の確率が高い理由
青や赤の車は、昨年の車のカラー人気においては少数派で、白が26％でトップ、黒、グレー、シルバーがトップ4を占めている。凹みを隠しやすく、メンテナンスが少なくて済むことからニュートラル・カラーが上位を占めているが、ディーラーがニュートラル・カラーを多く置いていることや、派手な乗り物を求める人が購入当日に車を乗り捨てられないことも人気の要因かもしれない。My Modern Met (12/30)

Tesla, BYD vie for world’s top maker of new energy vehicles
テスラとBYD、新エネルギー車の世界トップメーカーを争う
テスラは昨年、バッテリーのみを搭載した乗用車の生産台数で184万台と世界一になったが、中国のBYDのバッテリー搭載車（160万台）とハイブリッド車（140万台）を合わせると、BYDに次ぐ2位となる。野村證券の自動車アナリストであるJoel Ying氏は、「中国市場はEVの時代に突入した先駆者の1つではあるが、…海外進出（中国で生産した自動車を出荷するだけでなく、海外市場に工場を建設すること）は、中国の大手自動車メーカーが長期的に世界市場で成功を収める唯一の方法である」と語る。CNBC (1/2)

2024/1/3

Tremec shifting transmission business
トランスミッション事業をシフトするTremec
トランスミッション、特にマニュアルトランスミッションの製造・開発メーカーであるTremec社は、従来の事業から電気自動車用の電動ドライブユニットの開発にシフトしている。トレメックは、デュアルモーターとシングルモーターの両方のEDUを提供し、「バッテリー電気変換で非常に急速に成長しているアフターマーケット分野」を狙っている、とトレメックのエンジニアリング・プログラム・マネジメント担当ディレクターのMatt Memmer氏は語った。SAE International (1/3)

Major developments for air taxis expected in 2024
2024年に期待されるエアタクシーの大きな発展
来るパリ・オリンピックは、電動垂直離着陸航空機にとって重要なマイルストーンとなることが予想され、このイベントは、一般市民の認知度を大幅に高め、より広範な輸送エコシステムにおけるeVTOLの役割を実証することが期待されている。一方、Jobyは米国で最初に型式認証を取得する可能性が高く、Volocopterは欧州をリードすると予想されている。Vertical Magazine online (Ontario) (1/2)

2024/1/4

VW’s solid-state EV battery far exceeds industry standard
VWのソリッドステートEVバッテリー、業界標準を大きく上回る
フォルクスワーゲンは、米QuantumScape社と共同で開発しているEV用ソリッドステートバッテリーのテストから有望な結果を得たと報告した。VWのユニットによる数カ月にわたるテストでは、1,000回の充電サイクルで5％の蓄電容量低下が確認され、これは30万マイル以上の走行距離をカバーするのに十分な値であった。これは、業界標準である700サイクルで20％の蓄電容量低下を大幅に上回るものである。BNN Bloomberg (Canada) (1/2)

First ULA Vulcan flight coming next week
ULAバルカンの初飛行は来週
ユナイテッド・ローンチ・アライアンスは、月曜日に予定されているフロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からの新型ロケットVulcanの初打ち上げに向けて準備を進めている。この初飛行は、NASAの商業月ペイロード・サービスとアルテミス・プログラムに貢献するアストロボティックの月着陸船ペレグリンを搭載するもので、デルタIVとアトラスVロケットの後継機として2006年に設立されたULAにとって初めての新型ロケットとなる。NASASpaceFlight (1/3)

EVs under $25K are still a pipe dream for customers
25,000ドル以下のEVは、顧客にとってまだ夢物語
自動車メーカー各社は、2万5,000ドルという手頃な価格の電気自動車を開発中だが、まだ普及には至っていない。フォルクスワーゲンとシトロンはこの価格帯のEVを開発しているが、テスラはまだ低価格モデルの開発に着手していない。CleanTechnica (1/3)

Samsung, Hyundai link cars with smart homes
サムスンと現代自動車が自動車とスマートホームを連携
コネクテッドカーとスマートホームプラットフォームが、サムスン電子と現代自動車グループの進行中のプロジェクトで連携する。アプリユーザーはエアコンや窓といった車の機能をコントロールできるようになり、ドライバーは家電やエネルギー管理をコントロールできるようになる。Mobile World Live (U.K.) (1/4)

Drone deliveries could reach new heights in 2024
ドローンによる配達は、2024年に新たな高みに達する可能性
ジョアン・ミュラー氏は、移動距離や目視による索敵の必要性に関する規制が緩和されるにつれ、小売業者、医療センター、物流企業の間で、郊外でのドローン配送がブレイクする年になるだろうと予測している。アマゾン、ウォルマートが支援するDroneUp、イスラエルのFlytrexはドローン配送の拡大を計画しており、Ziplineは次世代配送機を発表し、WingはAIを統合して業務効率を高めている。Axios (1/2)

2024/1/5

Toyota, Ford, Kia earn 2024 NACTOY honors
トヨタ、フォード、起亜自動車が2024年度NACTOYを受賞
2024年北米カー・オブ・ザ・イヤー、トラック・オブ・ザ・イヤー、ユーティリティ・オブ・ザ・イヤーが決定し、カー・オブ・ザ・イヤーにトヨタ・プリウス、トラック・オブ・ザ・イヤーにフォード・スーパーデューティが選ばれた。起亜EV9はユーティリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、電気自動車として唯一トップの栄誉に輝いた。The Detroit News (1/4),  The Associated Press (1/4),  Autoblog (1/4)

NASA gets FAA OK to test drones in air taxi research
NASA、エアタクシーの研究でドローンのテストにFAAの許可を取得
NASAは、連邦航空局から目視外飛行の承認を得た後、エアタクシーの研究のためにドローンを配備した。NASAラングレー研究センターの航空システム工学部門責任者であるLou Glaab氏は、”これらの乗り物の自動化技術が、混雑したエリアで大量の航空交通を安全に処理できることを保証しなければならない “と述べた。Electronics Weekly (UK) (1/5)

Forecast: EV sales will hit 16.7M worldwide in 2024
2024年のEV世界販売台数は1,670万台と予測
BloombergNEFは、2024年の世界の電気自動車販売台数を1,670万台と予測している。一方、中国における今年のEV販売台数は970万台（2023年比18％増と伸び悩む）、北米は210万台（32％増）、欧州は360万台（2023年予想の330万台から増加）となる見通しだ。BloombergNEF (1/4)

Cities eye tech advances to boost smart city deployments
都市はスマートシティの展開を促進する技術の進歩に注目している
都市におけるハイテク技術の進化は、街灯や変圧器を利用して地上での活動をより深く把握することを模索する都市によって、展開のしやすさが向上するかもしれない。地域社会は、こうした開発と個人のプライバシー保護とを結びつけている。Government Technology (January/February)

_{（注）弊社による日本語訳はあくまでも参考です。詳しくはそれぞれのソースの原文を参照下さい。}